第8回:「内助の功」が女の幸せ? 沢村貞子という生き方

老いの道づれ

沢村貞子著『老いの道づれー二人で歩いた五十年』(ちくま文庫、2014年11月)

空は高くなり、朝晩の寒さが人恋しくさせる季節・・・秋。

このセンチメンタルな気分を解消するには読書でしょ!

ということで、今回の「くりぐりポップな書評」では、

昭和から平成にかけて、映画、テレビで活躍した

名女優・沢村貞子のエッセイ集『老いの道づれ』をご紹介!

簡単に内容を紹介すると、

戦後の京都、既婚同士だった女優と新聞記者が出会い、恋に落ち、

ふたりは東京へ住処を移す。

夫の仕事、夫の家族……と紆余曲折を経て、著者が60歳のときにふたりは結婚。

夫の没後、戸棚からみつけた手紙には、生前の夫から著者へ感謝の言葉がつづられていたーー

本書は、著者が夫と暮らした愛しい日々を回想し、空の彼方へ逝った彼への想いを込めたエッセイ集。

沢村貞子

さて、こう紹介すると「夫婦愛」に特化した本とおもわれがちだが、

実は、本書のオススメポイントは「女子力」。

著者・沢村貞子の女子力がとにかく高い。

終始一貫して、「夫に尽くす」「夫を立てる」。

公私ともに夫への愛を感じる、見事なまでの「内助の功」。

たとえば、夫が「事業を起こしたい」といえば、沢村貞子は必死に事業資金をつくる。

夫が事業に失敗しても、文句をいうどころか、寄り添い、さらに陰で支える。

……などなど。

しかも、どんな状況でも沢村貞子からは幸福感がにじみでているから不思議だ。

あなたは、できますか!

わたしは、自信ありません。

そこで、観点を変えてみると、沢村貞子は尽くしていたわけではないのかもしれない。

本気で愛した人だからこそ、全身全霊で相手に向き合った。

そして夫も沢村貞子に全身全霊で向き合った。

だからこそ、潔い愛し方をした。

これが、「内助の功」の実情かも。

明治生まれの女のしなやかな強さと、昨今の女の強さは、少し質が違う。

「えっ、フェミニズム的には〜」という声も聞こえそうだが、

ここは一旦むずかいしい話は置いといて、

運命の相手に出会いたければ、

「内助の功」という沢村貞子の生き方も学ぶべきかも!?

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