2014年12月
12月ということでベタにクリスマスと恋愛にしぼってみました。
第5回:ブリジット・ジョーンズの日記(2001・イギリス/フランス)
くり:同名のベストセラー小説を映画化した、
ロンドンの出版社勤務の32歳独身OLブリジット・ジョーンズのお話。
バツイチの弁護士マーク・ダーシー(コリン・ファース)との出逢いなんかがいちおうクリスマスだったりしております。
ブリジットにからむ男がふたりともイケメンというのが非現実的だったけど、
ギャグまんが的でおもしろかったように感じましたが。
主役のブリジットはレニー・ゼルウィガー。
ぐり:レニーの声が原作のイメージとと違うんだよね、そもそも。
甘過ぎぶりっこ声。
くり:ふーん。
原作はどんなかんじなの。もっとやさぐれてるの。
ぐり:もっと、自立している。嫌みがない。ぶりっこじゃない。
ありゃミスキャストと思うね。
くり:声ねえ。あんまり気にならなかった。
ぶりっこというより、やさぐれてて、イタいかんじしたが。
あそこまでやってくれる女優いなかったんじゃ。
ぐり:まああの役のために、
レニーはがんばって激太りしたらしいからね。
くり:映画は、イタい独身女がけっきょくのところ幸せをつかむ、
っていう話で、それに至るまでの失敗の数々が笑える、
というふうに見たんだけど、小説には何かまだあるの。
ぐり:小説も大枠そうだよ。
ただ、ブリジットのどじ部分にフォーカスしすぎ。
まあ、この映画は小説の表面しかなぞってないからね。小説には勝てんやろ。
小説は『SEX and the CITY』のさきがけじゃない?
リアルな女の告白、というコンセプトの。
普通の女でも性格がかわいければ、いい男をつかまえられる、というやつだ。
くり:映画はかいつまみすぎたのかね。
これは長い時間かけてドラマとかにすればよかったのかね、
2時間の映画でなく。
ぐり:そうだね。
くり:なるほど。そういうことね。
ぐり:『SEX and the CITY』も映画失敗したのそういうことよね。
二時間の尺におさめられない。
くり:雑に見えちゃうのね。
ぐり:だね。確かにドラマのがいいかもな。
くり:それでレニーじゃないと。たとえば誰?
もっと自分をもってそうなかんじのひとか。
ぐり:だれだろね。有名人じゃなくてもいいと思うが。
その方が色ついてないからね。
ただ、映画だから名がある人つかわないと興行収入的なことがね。
くり:そうでしょう。
ぐり:ミッシェル・ウィリアムズとかいいんじゃないか。
くり:ほー。グループ的にはレニーと同じかんじだが。
ぐり:声だよ。
くり:そんでほんとはイギリス人がいいんだろうけどね。
とにかく小説を読んだ方がいいということがわかったので読みます。
ぐり:はい。
くり:ちなみに続々続いている映画続編も失敗作なのかね。
ぐり:ひどかったな。
くり:へー…
今回は内容の話にはぜんぜん行き着かなかったけど、
ブリジット・ジョーンズに興味があるなら映画でなく小説を読め、
ということでいいでしょうか…
ぐり:はい!